Citroen 3 / Wash me if you can
9月 6th, 2010 by Yohei
Wash me if you can(日本語サイト)
Citroen 3のインタラクティブキャンペーン。
プロレスラー、チアリーダー、チキン、ディーバが、なぜか知らんけどクルマを洗ってくれます。
なにが言いたいんだろう・・・と思ったら、
どうやらCitroen 3の売りはフロントウインドウが大きいことらしいです。
わ、分かりにくい・・・

Wash me if you can(日本語サイト)
Citroen 3のインタラクティブキャンペーン。
プロレスラー、チアリーダー、チキン、ディーバが、なぜか知らんけどクルマを洗ってくれます。
なにが言いたいんだろう・・・と思ったら、
どうやらCitroen 3の売りはフロントウインドウが大きいことらしいです。
わ、分かりにくい・・・
広告キャンペーンの手法としてよく使われる「コンテスト」形式。
新旧の「コンテスト」形式キャンペーンを、いくつか集めてみました。
■Nike Grid
http://www.codon.jp/blog/integrated/integrated-campaign-nike-nike-grid/
ロンドン市内を実際にランナーが走り、タイムなどを競う。現実の街とオンラインメディアを組み合わせた、半バーチャルなマラソン大会。
○オフラインのゲームを、オンラインで統合
○審査方法:得点順、自動計算
○インセンティブ:名誉
■Google ChromeのFlashゲーム”FastBall”
http://www.youtube.com/user/chromefastball
Chromeにまつわるサービスと連動した6つのクイズに答えながら、クリアする時間を競うWeb版障害物ゲーム。
○オンラインゲーム形式
○審査方法:得点順、自動計算
○インセンティブ:なし
※ランキング表示、Twitter投稿
■Jazz Session on YouTUbe
http://youtubejpblog.blogspot.com/2009/12/jazz-session-on-youtube-jazzblue-note.html
規定曲の演奏動画を投稿。一般投票、審査員選考により選ばれた優秀者は、Blue Noteのライブに出演できる。
○動画アップロード形式
○審査方法:Web投票+審査員選考
○インセンティブ:ブルーノートでライブ出演 (=夢の実現)
■Doritos
http://www.crashthesuperbowl.com/
スーパーボウルの開催に合わせて毎年行われる、オリジナルCMコンテスト。上位入賞者のCMは、実際にスーパーボウル放送中のCMとして流される。
○動画アップロード形式
○審査方法:一般投票
○インセンティブ:CMを実際にテレビで放送(スーパーボウルのCM放送料は数億とも言われる)
■フランク・ミュラー「求ム、天才。」キャンペーン
容易にクリアすることのできない難易度の高いゲームをクリアした人に、抽せんで各ブランドの時計をプレゼントしたコンテスト。
○クイズ形式(オンライン)
○審査方法:クイズの正解
○インセンティブ:フランク・ミュラーの時計(5種5点、価格不明)
■ORICON+IGGY POP
Cannes Lion 2010 / Direct / Grand Prix
http://www.youtube.com/watch?v=CtL51VME4Qo
code-knock.jp
ニュージーランドのネット通信会社「ORCON BROADBAND」による、IGGY POPの曲「The Passenger」をユーザとリメイクするプロジェクト。一般人に演奏動画を送ってもらい、オーディションでメンバーを厳選。200人ほどの応募者から8人に絞られた素人ミュージシャンと、アメリカのマイアミにいるIggy Popでセッションを行った。
○動画応募形式
○審査方法:審査員選考
○インセンティブ:IGGY POPとのセッション (=憧れのアーティストと共演)
■教えて!Goo
http://www.youtube.com/watch?v=18P_JwHP28w
いくつかのクイズ(謎解き)に答えながら、ゴール(現実の場所)に辿りつくキャンペーン。(詳しくは忘れてしまった。。)
○クイズ形式(オフライン)
○審査方法:クイズ正解
○インセンティブ:賞金
■いぬのしあわせコンテスト(日清製粉)
http://www.nisshin-pet.co.jp/cp/dog_shiawase2010/
「愛犬のしあわせの瞬間」「愛犬への感謝の手紙」を募集。審査員選考により順位を決定。
○画像・文章応募形式
○審査方法:審査員選考
○インセンティブ:オリジナルカレンダー&広告に掲載
■地元CMコンテスト LOVE LOCAL
http://lovelocal.jp/
好きな「地元」の魅力を伝えるCMを制作して応募。審査員選考により順位を決定。
○動画応募形式
○審査方法:審査員選考
○インセンティブ:グランプリ賞金20万円
「いぬのしあわせ」、「地元CM」、川柳、デザイン、イラスト、写真、コスプレ・・・など、消費者のククリエイティビティ、想像力を発揮したくなる作品を募集して審査するタイプのコンテストは、他にも多数ありました。
以下、まとめ。
★個人的に応募してみたいと思ったコンテストは、以下の3つのポイントを満たしている。
・賞品・賞金が大きいもの、自分の興味に合っているもの
・ゲーム、クイズなど、参加して楽しめる形式
・他人と競争する要素が含まれている
★UGC(ユーザ制作コンテンツ)を投稿するタイプのコンテストは、コンテンツのクオリティが低い場合、応募者以外のユーザに興味を持ってもらうことが難しい。
逆に、作品のクオリティが高ければ、コンテスト参加者以外にも効果が波及する可能性があるし、そうあるべきだ。ドリトスは、作品のレベルが高いし面白い。
★実際のイベントを組み合わせると、参加は難しくなるが、リアルさは増す。また、第3者として「イベントを観戦する」というモードを容易に作ることができる。「観戦者」をどう増やすかが、コンテスト形式キャンペーンを成功させるうえで大切かもしれない。
★ユーザの「自己実現欲求」をくすぐることで成立している事例が多い。そして、その欲求が満たされるのは、ごく一部のユーザに限られる。ブランドのメッセージ、世界観、ストーリーをはっきりと伝えたい場合は、他の方法がよいかもしれない。
★コンテスト形式で、愛を伝えることはむずかしい?
(フランク・ミュラーとIGGY POPくらいしか、やろうとしていない)。
米プロクター&ギャンブルの紙おむつブランド、Luvのフィルム。
新しい兄弟を迎えることになった子どもの気持ちを、大人に置き換えて表現。
「え、お母さん何言ってるの・・・?」というこどもの気分が伝わる映像。
「こどもの気持ちを知り尽くしているLuv」というプロポジションだろうか。
もしも(大人である自分が)こどもと同じ状況に遭遇したら、という設定がおもしろいです。
インサイト:こどもの気持ちを知りたい。分からない。
プロポジション:Luvはこどもの気持ちを知り尽くしている。
アイデア:こどもの本音を、大人の目線で伝える映像を数多くつくる。
残りの映像はここhttp://www.luvdiapers.com/で見ることができます。
ところでWebサイトがおそろしくチープな作りなんですけど、大丈夫なんだろうか。
もちろんわざとですよね・・・

コピー(スーパー)はこれです。
What it feels like for a child to be told
they’re getting a new sibling.
“あたらしい兄弟ができると聞かされたら、どんなふうに感じるだろう。”
The second kid is a whole new ballgame.
“2番目の子どもは、深刻な事態を引き起こすのです。”
To share your own stories, visit Luvsdiapers.com


2010年のカンヌライオン(Cnnnes lion)デザイン部門でグランプリを受賞したToyotaのおもしろいキャンペーンです。
2人のタイポグラファーとプロレーサーが協力して、iQを使ってオリジナルフォントを作成。Toyotaのサイトから自由にダウンロードできるようにしました。
ターゲットオーディエンスである、18-35歳、デザイン、テクノロジー、自動車に興味のある都市型生活者に非常にマッチしたプロモーションの内容。(オリジナルの説明より)
メイキング映像は約6,000のブログで紹介され、デザイン系雑誌でも多数取り上げられたそうです。
また、オリジナルフォントは24,000回以上ダウンロードされ、メディアフィーは1円もかかっていない。
「iQなら文字を描ける」って気づき、それをフラッシュアイデアで終わらさず、「フォントデザイン」と結びつけたところがすごいです。
■クレジット
The IQ Font campaign was developed at Happiness Brussels by creative manager Karen Corrigan, creative manager/creative director Gregory Titeca, account director Pascal Kemajou, creative Tom Galle and Ramin Afshar, head of art Cecilia Azcarate Isturiz.
Software developer Zachary Lieberman worked with typographers Pierre Smeets and Damien Aresta at Pleaseletmedesign.
Music in the video is “Thin Consolation” by Cupp Cave

2010カンヌライオンのサイバーライオンでゴールドを受賞した、IKEAのインタラクティブカタログ。
iPhone/iPod Touch用の無料アプリケーションをダウンロードすると、好きなIKEAの商品を、自分で撮影した部屋やオフィスの写真に重ね合わせて、実際のイメージを見ることができるというもの。配置やサイズ、角度の調整も可能。
ARで部屋の中に家具を出現させる、なんてサービスもありましたが、使い勝手やハードルの低さと言う意味では、こっちのほうが優れている気がします。
必要以上の装飾をせず、あくまで「ツール」に徹したアプリの演出は、IKEAらしいなって思いました。
いわゆる「使ってもらえる広告」がこれからは大事だと言われていますが、これって洋服屋にある試着室のようなもの(しかも自分専用の)。
ブランドコミュニケーションを店舗設計に例えるなら、服自体のクオリティ、お店全体の雰囲気、居心地の良さ、店員さんの印象など、「ツール」では補えない部分もたくさんある。
お店に入ってから出るまで、ブランド全体の一貫したイメージやホスピタリティを、「ツール」とそれ以外の方法を組み合わせながら提供していくのが大事なのかもしれない。(当たり前か)
今年のカンヌ・アウトドア部門でゴールドを受賞した、コカコーラZeroのアンビエントキャンペーン。
スペインの映画館Yelmo Cinesとタイアップし、入場前に普通のコカコーラを注文したお客さんに、こっそりコカコーラZeroを渡します。(コカコーラの容器の中に、ひとまわり小さいコカコーラZeroの容器を入れてサーブ。)
映画を見始めると、さっきコーラを売ってくれたお兄さんが画面に登場!「実はさっきのはコカコーラZeroだったんだ。よく見て。でも味は同じでしょ?」と説明。さらにお客さんに、このあと好きなコーラとポップコーンを食べていいことを説明します。
映画館とコーラの関係、上映の仕組みをうまく利用してておもしろい!
Creative agency : McCann Erickson Madrid
全世界83カ国を回っているFIFA World Cupのトロフィツアー(コカ・コーラ社主催)のお知らせCMです。
この場所がどこかよくわからないですが、アルゼンチンのどこかみたいです。
(おまけ)
こっちも、今回のワールドカップ用につくられたCM。ライバル編。
けっこう好き。
日本でも放映されてました。
これらのCMはすべて、日本コカ・コーラ社のサイトにもローカライズされたものが公開されてました。コカ・コーラ社の広告は、最初から全世界で使うことを想定して作っているのかな。
グローバルカンパニーのつくる広告は、言語に頼らない(ノンバーバルな)表現がますます増えていくのかもしれない。
これは、日本の小さな企業が世界に向けて何かをするときにも言えることかも。