「グラン・トリノ」はただの自己満足映画?

グラン・トリノ
(注)読むとオチがなんとなく分かります。
かつてのベトナム戦争で生き残った英雄だけど、今は妻に先立たれ家族にも見放されたただの老人が、自分の死に場所を見つけるまでの話し。
老人の隣家に住むアジア系の少年とその家族が、どうしようもないチンピラ軍団に目を付けられてしまい、あげくの果てに少年の姉が暴行を受けてしまう。怒った少年は復習を考えるが、老人は◯◯を◯◯にしてチンピラたちを牢屋に入れてしまう。
うがった見方をすれば、そんな老人の自己満足映画(笑
銃社会、アジア系移民、家族の問題、少年犯罪、宗教の問題などなど、アメリカ社会の悪い部分に怒り続ける老人を、ちょっと滑稽な人として描いたところが上手いと思う。ドン・キホーテみたいな、悲劇なんだけど喜劇のようなノリ。
ノーカントリーに結局悪人がいなかったのとは対照的に、正義対悪図式のベタベタストーリーだったけど、もしかしたら、そういう図式自体がバカバカ しいんだぜ、っていうクリント・イーストウッドなりの映画批判かもしれない。なんせ最後に老人は◯◯してしまうわけだし。とか考えると意外と面白いかも。