コンテスト形式の広告キャンペーンについて、まとめ。

広告キャンペーンの手法としてよく使われる「コンテスト」形式。
新旧の「コンテスト」形式キャンペーンを、いくつか集めてみました。
 
 
■Nike Grid
http://www.codon.jp/blog/integrated/integrated-campaign-nike-nike-grid/
ロンドン市内を実際にランナーが走り、タイムなどを競う。現実の街とオンラインメディアを組み合わせた、半バーチャルなマラソン大会。
○オフラインのゲームを、オンラインで統合
○審査方法:得点順、自動計算
○インセンティブ:名誉
 
 
■Google ChromeのFlashゲーム”FastBall”
http://www.youtube.com/user/chromefastball
Chromeにまつわるサービスと連動した6つのクイズに答えながら、クリアする時間を競うWeb版障害物ゲーム。
○オンラインゲーム形式
○審査方法:得点順、自動計算
○インセンティブ:なし
※ランキング表示、Twitter投稿
 
 
■Jazz Session on YouTUbe
http://youtubejpblog.blogspot.com/2009/12/jazz-session-on-youtube-jazzblue-note.html
規定曲の演奏動画を投稿。一般投票、審査員選考により選ばれた優秀者は、Blue Noteのライブに出演できる。
○動画アップロード形式
○審査方法:Web投票+審査員選考
○インセンティブ:ブルーノートでライブ出演 (=夢の実現)
 
 
■Doritos
http://www.crashthesuperbowl.com/
スーパーボウルの開催に合わせて毎年行われる、オリジナルCMコンテスト。上位入賞者のCMは、実際にスーパーボウル放送中のCMとして流される。
○動画アップロード形式
○審査方法:一般投票
○インセンティブ:CMを実際にテレビで放送(スーパーボウルのCM放送料は数億とも言われる)
 
 
■フランク・ミュラー「求ム、天才。」キャンペーン
容易にクリアすることのできない難易度の高いゲームをクリアした人に、抽せんで各ブランドの時計をプレゼントしたコンテスト。
○クイズ形式(オンライン)
○審査方法:クイズの正解
○インセンティブ:フランク・ミュラーの時計(5種5点、価格不明)
 
 
■ORICON+IGGY POP
Cannes Lion 2010 / Direct / Grand Prix
http://www.youtube.com/watch?v=CtL51VME4Qo
code-knock.jp
ニュージーランドのネット通信会社「ORCON BROADBAND」による、IGGY POPの曲「The Passenger」をユーザとリメイクするプロジェクト。一般人に演奏動画を送ってもらい、オーディションでメンバーを厳選。200人ほどの応募者から8人に絞られた素人ミュージシャンと、アメリカのマイアミにいるIggy Popでセッションを行った。
○動画応募形式
○審査方法:審査員選考
○インセンティブ:IGGY POPとのセッション (=憧れのアーティストと共演)
 
 
■教えて!Goo
http://www.youtube.com/watch?v=18P_JwHP28w
いくつかのクイズ(謎解き)に答えながら、ゴール(現実の場所)に辿りつくキャンペーン。(詳しくは忘れてしまった。。)
○クイズ形式(オフライン)
○審査方法:クイズ正解
○インセンティブ:賞金
 
 
■いぬのしあわせコンテスト(日清製粉)
http://www.nisshin-pet.co.jp/cp/dog_shiawase2010/
「愛犬のしあわせの瞬間」「愛犬への感謝の手紙」を募集。審査員選考により順位を決定。
○画像・文章応募形式
○審査方法:審査員選考
○インセンティブ:オリジナルカレンダー&広告に掲載
 
 
■地元CMコンテスト LOVE LOCAL
http://lovelocal.jp/
好きな「地元」の魅力を伝えるCMを制作して応募。審査員選考により順位を決定。
○動画応募形式
○審査方法:審査員選考
○インセンティブ:グランプリ賞金20万円
  
「いぬのしあわせ」、「地元CM」、川柳、デザイン、イラスト、写真、コスプレ・・・など、消費者のククリエイティビティ、想像力を発揮したくなる作品を募集して審査するタイプのコンテストは、他にも多数ありました。
 

以下、まとめ。
 
★個人的に応募してみたいと思ったコンテストは、以下の3つのポイントを満たしている。
 ・賞品・賞金が大きいもの、自分の興味に合っているもの
 ・ゲーム、クイズなど、参加して楽しめる形式
 ・他人と競争する要素が含まれている

★UGC(ユーザ制作コンテンツ)を投稿するタイプのコンテストは、コンテンツのクオリティが低い場合、応募者以外のユーザに興味を持ってもらうことが難しい。
逆に、作品のクオリティが高ければ、コンテスト参加者以外にも効果が波及する可能性があるし、そうあるべきだ。ドリトスは、作品のレベルが高いし面白い。

★実際のイベントを組み合わせると、参加は難しくなるが、リアルさは増す。また、第3者として「イベントを観戦する」というモードを容易に作ることができる。「観戦者」をどう増やすかが、コンテスト形式キャンペーンを成功させるうえで大切かもしれない。

★ユーザの「自己実現欲求」をくすぐることで成立している事例が多い。そして、その欲求が満たされるのは、ごく一部のユーザに限られる。ブランドのメッセージ、世界観、ストーリーをはっきりと伝えたい場合は、他の方法がよいかもしれない。
 
★コンテスト形式で、愛を伝えることはむずかしい?
 (フランク・ミュラーとIGGY POPくらいしか、やろうとしていない)。
 
 
 

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