少し古いですが、おもしろいバイラルムービーです。
ぜひ見てみてください。
クライアントはサムスン。携帯電話の新発売プロモーション用です。
芸が細かいです。
■クリエイティブ要素分析
・素人が家庭用ムービーで撮ったような映像風
・CGを使った、驚きのある仕掛け映像
・「パレード」+「花火」というモチーフ
・『びっくり箱』的な効果
ミシェル・ゴンドリーの「鼻から手が出てルービックキューブを組み立てる」映像とか、GT.Incさんの「 」(忘れちゃったけど、女子高生の部屋にモンスターが住み着いちゃうバイラルムービー)に構造は似てる。
こういう「びっくり箱」的映像の本質はどこにあるんだろう。
wikipediaによると、
びっくり箱は、他人を驚かしてからかったりするための玩具であるが、まま「罪の無い悪戯」の範疇とみなされる。大抵の内容物は人畜無害かつユーモラスなバネ仕掛けの人形(ぬいぐるみの一種)であるが、悪趣味なものではグロテスクな内容物が噴出したり、不愉快な物品が飛び出してくるものも無いではない。
これらは「蓋付きの箱」という装置が「内容物が(シュレーディンガーの猫のように?)開くまで判らない」という性質を利用したもので、また心理学の側面から見れば、「突然目前に予想していなかった現象が発生すると、パニックを起こす」という人間の心理を応用したものだといえよう。このため、内容物は可愛らしい人形でも十分に人を驚かせることが出来る訳で、また罪の無い悪戯という意味でも、本当に不愉快だったり不快感を与える物品は避けられる傾向にある。
とあります。
「罪の無い悪戯」がキーワードですね。「他人を驚かせたい」 けど「他人に怒られたくはない」 という二つのインサイトのちょうど良いバランスのところに存在するコミュニケーション、すなわち「罪のないいたずら」 は、現代人が心の奥に留めている攻撃的な本能を刺激しているんじゃないか、という直感を受けます。他人をびっくりさせるのが好きな人っていますよね。そういうタイプの人にとって特に、「罪の無いいたずら」を仕掛けるバズムービーは、クチコミしたくなる心のスイッチを押す力を持っているのかも。
「攻撃的」「内向的」「保守的」「楽観的」といった人間の性向に基づくセグメンテーションは、クチコミの効果を予測する際の指標の一つとして、もしかして有効かもしれません。