Online / AXE / Hair Crisis 100 Girls
月曜日, 12月 21st, 2009One Show Interactive 2009でGoldを獲得した、AXEの「100 Girls」がおもしろい。
AXEの男性向けヘアスタイリング商品の発売に合わせてローンチされたサイトです。
目的は「女性が男性を判断するとき、ダサイ髪型がいかに悪影響を与えるか」を周知すること。
サイトを開くと、突如、画面いっぱいに広がる女子女子女子女子女子オラオラオラオラオラ!!!
このインパクトはすごいです。この時点で画面を閉じる男おらへんわ。女子たちは全部で100人。どうやらシフト制で本当に24時間待機していたようです。どれくらいの期間、運用してたんだろう。
サイトに来たユーザが、自分の顔写真を(下心満載で)パソコンから送ると、顔写真はただちに女子たちの部屋にある巨大なスクリーンに映し出されます。
女子たちは、男性の髪だけではなく、ひげや表情、アクセサリーといったものから総合的に判断して、「YES」と「NO」のどちらかの判定を下すのだそうです。そしてその結果は「65%」といった具合に画面に表示され、最後に、ユーザの髪質に合うヘアケア商品をおすすめしてくれて終わりです。
キャバクラのお姉ちゃんに失礼なこと言われても、実はうれしいというシチュエーションにそっくりであります。
すなわち、女性に対して、社会的には上の立場でいたいけれど精神的には甘えたいという状況。
狭い部屋に閉じ込められた女性たちを一見自由に操っているようで、実は主導権を握っているのは彼女たち、というこのサイトの構造もそれと同じだ。
男のバカな欲望よ!
AXEはどんなプロモーションでもそうだけれど、「男性のモテたい欲望」を満たすための設定や手法を緻密に計算していてすごいな。
解説サイト
■インサイト
・女性にモテたい
・女性に弄られたい
■クリエイティブ要素分析
・尋常じゃない数の美しい女性が一同に集まる
この時点でウハウハしてしまいます
・人間とのリアルタイムなインタラクション(画面の向こうに本当に今人がいる)
え、なな生なの!で2段目ロケット点火
・(上記2点により)100人の女性が少なくともこの一瞬は自分のことを考えている、という状態を演出
もはやそんじょそこらのキャバクラでは味わえない快感です
・画面の切り替えスイッチ
女性を支配したいという欲をよく分かってらっしゃる…
■クレジット
Client / Unilever
Agency / BBH New York / New York
Agency Producer / Fabien Pichler, Chad Utsch
Art Director / Erik Holmdahl
Creative Director / Calle Sjoenell, Pelle Sjoenell, Kevin Roddy
Director / Tom Malmros
Production Company / B-Reel
Writer / Beth Ryan